何のために、WordPressでWEBサイトを作るのか?

Column

Webデザインを長年やってきていますが、Webサイトの構築にあたって最も優れていると思うのは、やはりWord Pressだと私は思っています。

オープンソースのプログラムソフトウェアとして、Word Pressがこの世に誕生したのは2003年。いまが2022年ですから、もうかれこれ20年近くも前のこと。

「移り変わりが早いWebやSNSの世界で、20年も経過したソフトウェアなんてもう古すぎるんじゃない?」

という声も聞こえてきそうですが、「されどWordPress」とWebサイト制作を手掛けるたびにその使い勝手のよさに奥の深さを感じます。

この「使い勝手のよさ」。

ここだけを切り取ると、私たちのようなデザイナーや実際に構築するプログラマーなど、製作者側としての「使い勝手のよさ」をご想像されるかもしれません。もちろん、そのことも事実なのですが、それ以外にもWebサイトを構築されたクライアントさん側にとっても大きなメリットとなります。

そのメリットは、Webサイトのコンテンツを更新など、「メンテナンス」のときに力を発揮します。

魅力的なWebサイトは、常に新鮮

いま、長い時間をかけて、コンテンツを練り、デザインの検討を重ねて、ようやく完成度の高いWebサイトが完成したとしましょう。

でも、これがWebサイト構築のゴールではありません。

Webサイトの完成は、むしろ「ようやくスタートラインに立った」という状態です。

さまざまなニュース、トピックス、お知らせ、お客様に知ってもらいたい情報、お役に立ての情報は、固定ではありません。企業というものは常に活動し、変化します。その変化に応じてサイトのコンテンツも変え、常にブラッシュアップして最新の状態にしなくてはなりません。

これが、Webサイトのメンテナンス、です。

ニュースやトピックスといった情報が古い年月のものばかりで、直近の情報が掲載されていないサイトを目にしたとき、皆さんはどのような印象を持たれますか?

「このサイト、大丈夫かな?」

と、サイトへの信頼性や、しいてはサイト管理している側への姿勢に、ちょっと怪しい感じを覚えませんか?

また、長期にサイトが更新されていないと、検索エンジンのAIアルゴリズムからも見放されていきます。読み手へ役立った情報を提供していないサイトとして判断されるからです。そうなってしまうと、せっかく完成した Webサイトを、検索上位に上げるどころか、どんどん埋もれていってしまうだけです。

ですから、新しい活動報告やニュース、トピックス、製品情報など、サイトのコンテンツは常に最新の状態で維持させていくこと、つまり最新情報への更新というサイトのメンテナンスを常に行うことが、何よりも大切なことになってきます。

とはいえ、このコンテンツの更新を制作会社に依頼すると、時間と費用がかかってしまいます。でも、WordPressでWebサイト構築をすると、コンテンツ更新をクライアントさんご自身の手で対処できるように設定することができるのです。

ここ近年では、採用情報や求人に関するコンテンツの更新などでは、この機能が発揮されているようです。

若年層の人手不足ということもあり、正しい情報と魅力あるコンテンツの更新は必要でしょうし、そもそもSNSをよく使っている若い人たちは、情報そのものだけでなく、その更新状況などにも敏感に反応しそうですよね。

タイムリーにコンテンツ更新していくことは、常に新しく魅力あるサイトであり続けるということになります。検索エンジンのAIアルゴリズムもそのようなサイトに好感を持ちます。しかも、自らの手で更新することになるので、サイトを維持する費用も抑えることもできます。

制作側だけでなく、クライアントさん側にとっても「使い勝手がいい」というのが、まさにWordPressの真骨頂と言ってもいいではないでしょうか。

根強いWordPressが、やはりお勧め

WordPressのシェアは、2022年1月時点で全Webサイトの43%ほどとなっています。20年近くたっても、これだけの数字を維持しているということだけでも人気の根強さがうかがえます。

無料版や廉価版といった種類もありことから、初心者の方でもサイト構築できるなどの幅の広さが、支持される理由なのかな、とも思います。

ただ、無料版、廉価版のWordPressは、ある程度デザインのフレームワークが決まっているので、デザインはどうしても似通ったものになります。なので、スタートアップのときのように、ひとまず手早くサイト立ち上げよう、という状況であれば、無料版や廉価版で十分でしょう。

しかし、デザイン性に富んだコンテンツに仕上げ、しっかりと差別化を図ろうとするなら、そのフレームワークそのものをゼロからつくり上げる必要があります。

ここで、私たちのような制作会社の出番となります。

サイトの目的、コンセプトをお伺いし、デザインをご提案しながらサイト構築を進めていきます。さらに、この構築を進めると同時に、クライアントさんご自身の手でコンテンツ更新がやりやすいような設定にもさせていただきます。

Webサイトをご検討されているようであれば、WordPressでのご検討をお勧めします。もっと詳しいことを知りたい、Webサイトのことで相談したい、ということがございましたら、くのいちデザインまでどうぞご遠慮なくご連絡ください。

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