あなたのWEBサイト、迷走していませんか? そんな時にやるべき事とは。

WordPress

Word Press。

企業でも、個人でもご自身のホームページを作ろうとされた方であれば、耳にしたことがあると思います。簡単に言えば、Webサイトを作るテンプレートみたいなもの。

無償のものから、高額なものまで様々な種類のものがあります。ブログサイトを作りたいのか、ECサイトを作りたいのか、その目的に合わせたテンプレートが様々に用意されており、誰もがデザイン性に富んだWebページを簡単に作ることができます。

スタートアップしたての企業や事業主さんにとって、無償でもこのようなテンプレートがあるというのは、非常に心強いツールです。

Webデザイン・制作を手掛けている人間がいうのも少しおかしな話かもしれませんが、最初のうちはご自分でどんどん制作されたほうがいいと思います。

そのほうが、自分の商品やサービスの強みに真剣に向き合うきっかけになりますし、Webサイトなどに関する知識も身につけることもできるからです。

ただ、その一方で、ぜひとも気をつけていただきたいことがあります。

それは、商品やサービスのアピールするポイントと、ターゲットをしっかりと明確にしたうえで、そのテンプレートがその目的にふさわしいかどうかをみていきましょう、ということです。

提供する商品やサービスには、様々な特徴あり、価格帯も幅があるかと思います。

ご自身の商品やサービスが、例えば、価格の安さを特徴とするものなのか、高級な品質を特徴とするものなのか、そのアピールするポイントが変わり、ターゲットとする購買層も当然変わってくるかと思います。

価格の安さをアピールするのであれば、より多くの人に伝え買ってもらうことが必要になりますし、高級感をアピールするのであれば、製品の信頼性や価値をしっかりとわかってもらえるように伝える必要があります。

商品・サービスの特徴によって、伝えたいことや、伝えたいターゲットが違うのに、Webサイト上でひとつのテンプレートでまとめてしまうとどうなるでしょうか?

ひとことで言ってしまうと、ボヤッとしてしまって何が言いたいのかよくわらない内容のものに仕上がってしまいます。

安価で安い製品を大量に販売、というのであれば無償のテンプレートでも十分かもしれません。

扱う商品が高価なもの、貴重なものとなればなるほど、信頼性や価値を感じる「見せ方」が大切になってきます。

ここに、デザインの価値が生じてきます

これは体験的なものですが、高額な商品やサービスになればなるほど、信頼性と価値を伝えることに時間と労力をかけることで、リターンの効率も上がっていく傾向にもあるようです。

Webサイトを制作する場合、テンプレートの雰囲気を主体にして「こんな感じで」「こんなデザインで」とサイトのイメージで進めてしまうと、本来伝えなくてはならない目的と役割が果たせなくなる危険性があります。

ちなみに、ときどき当社にも、他社で制作されたWebサイトを一部作り替えてほしい、といった依頼がきます。その大半が、イメージ通りに仕上がっていないところがあるため元の制作会社にその作り直しを依頼したけど対応ができないと断られた、というケースです。

このようになってしまうと、元にあったものを作り替えるのはかなり難しく、一から作り直しになることがほとんどです。

アピールしたいポイントが何なのか、そしてターゲットはどこなのか。

ここを事前にしっかりと明確にしたうえで、デザインの方向性を決めることが先決であり、基本になります。

テンプレートは確かに便利ではありますが、その便利さだけに飛びつくようなことをすると、本末転倒になりかねないので、是非とも気をつけてください。

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