広告、集客といったマーケティングにSNSを使うことは、もはや“常套手段”と言ってもいいぐらいになってきています。
Facebook、Instagram、LINE、Twitter、YouTube、TikTok。
それぞれのSNSに個々の特徴もあり、無料サービスもありと使い放題。とはいえ、ただむやみに使うだけでは、それぞれのSNSが固有に持つマーケティング効果もうまく発揮しません。SNSには個々に様々な特性があります。マーケティングの目的をはっきりさせたうえで、その目的に見合ったSNSを使い分けていくことがとても大切になります。
たとえば、Instagram、Twitter、YouTube、TikTokなどは、コンテンツを不特多数の人たちに向けていっせいに配信し、それに興味を持ってもらった方とつながっていく特徴を持っています。その一方で、Facebook、Instagramなどは、個人個人が直接つながってネットワークが形成されています。
多くの人に一斉に伝えたいのか、あるいは少数でもいいから確実に伝えたいのか。その目的を明確にし、SNSの特徴をしっかり踏まえて活用することが、SNSマーケティングの秘訣です。
今回は、このように数あるSNSツールのなかでも、「LINE」について少しお話ししようと思います。
いまとなっては、周りでLINEを使ってない人を探す方が大変なぐらい、誰もがやっているSNSがLINE。実際にLINEの国内ユーザー数は、8千万人〜9千万人といわれています。
LINEマーケティングの場合、その方法は大きく二つあります。
・LINE公式アカウント
・L-step
安価に進められるのはLINE公式アカウントであり、デザイン的にも優れ顧客情報の管理がしっかりとできるのがL-stepとなります。どちらを選ぶかは、予算や、どこまで使いこなすかに応じて決めたらいいかと思います。
LINEの特徴は、なんといっても相手とダイレクトにつながることができる、という点です。そのため。必要なメッセージを確実に相手に届けることができます。
個別の相手にメッセージを送るであれば、Eメールもあるのでは?
そんな疑問もあるでしょう。
確かにその通りなのですが、メールと大きく違うのは、その「開封率」です。
メールの場合であれば、相手の受信ボックスは、こちら側のメッセージだけでなく他からのメッセージも日々多数配信されてきています。このため、伝いたいメッセージが間違いなく「その他大勢のメッセージ」に埋もれ、ついには目に留まることなく忘れ去れていく確率が高くなります。
LINEだと、他のメッセージに埋もれてしまうということがありません。
LINEの強みは、何といってもつながった時点ですでに相手を確実に「囲いこめている」という点です。だから、こちらから配信するメッセージが確実に相手に届き、さらに目にしてもらえる確率、つまり「開封率」を圧倒的に高くすることが可能です。
あなたが、とある居酒屋さん店主だったとしましょう。
お店の開店時間は夕方5時です。でも、いつもお店が賑わうのは、仕事が終わってしばらく時間がたった晩7時や8時といった時間帯。お店が賑わうまでの間のこの時間がもったいない、もう一回転させたい、と思ったら「17時から19時までハッピータイムとしてビール半額」といった内容のメッセージを、すでにお店のLINEに繋がったお客さんにお店のこのメッセージをダイレクトに配信することが可能です。
これが、LINEの使い道の一例です。
「リピート率を上げたい」
「ファンを増やしたい」
このような目的の場合、LINEはとても効果的です。
もし、そのような考えお持ちでしたら、LINEによるマーケティングを、ぜひ試してみてください。