デザインを良くすると売れるは間違いです

Design

これ、実はよく陥っている勘違いです。

「商品やサービスがうまく売れていかない」、「いいイメージを持ってもらえていない」と感じたとき、それをデザインでなんとかしようと思っても、そのような発想ではなんともなりません。

このときに確認すべきことは、売りたい商品・サービスについて、伝えたいことを伝えられているか、という点です。

現状のWebサイトや、チラシ、リーフレットなど、そういった視点でいま一度点検してみましょう。

・伝えたいことを全部載せてしまっている

・背景の画像とキャッチコピーがダブっている

・まるで背景画像を説明するようなキャッチコピーになっている

といったようなことになっていませんか?

このようなことになっていると、せっかく作ったデザインですが、残念ながら間違いなく伝えたい人たちには届きません。

とくにスタートアップされている経営者さん、このあたりは要注意です。「とにかくデザインだ」という思いで、制作に取り掛かるとほぼ失敗します。

デザインを考える前に、自分の商品・サービスの伝えたいことが何なのか、伝えたい先(ターゲット層)がどこなのかを、再度確認し明確にしていきましょう。

そのうえで、伝えたい内容が明確で、ターゲット層に届くようなデザインになっているかを確認してみてください。

必ずしも自分の言いたいことが、お客様の聞きたいことだと限りません。

自分の「伝えたい」というだけの思いによるデザインは、絶対と言っていいほど届きません。気持ちはわかりますがそこはグッと堪えましょう。

やるべきことは、伝えたい先の年齢、性別、嗜好の傾向といったことをチェックし、その人たちが受け入れやすいデザインを考えること、です。

それと、もうひとつ気をつける点があります。

それは、「言葉」です。

グラフィックだけでは、いくら優れていても人の心になかなか刺さりません。そこに、添えられる言葉があってようやく目を引くことになります。

デザインの前にいる人は、必ずしも「その商品やサービスを買う目的」で見ている訳ではありません。ですので、その人たちの目を向けさせる、購買意欲を掻き立てる必要があります。そのためには「言葉」が必要なのです。

つまり、キャッチコピー

絶対にこれをわかってもらいたい、という一言をできる限りコンパクトにまとめて、インパクトをつけて表現しましょう。ここを押さえてから、次にグラフィック、です。

さて、皆さんのデザインは伝えたいこと、わかってもらいことが表現されていますでしょうか?

「デザインさえよければ」だけの考えはコストの無駄遣いにもなりかねませんので、本当に注意してくださいね。

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